2014年7月13日日曜日

「終わりの日の復活」ヨハネによる福音書 6:34-40

わたくしたちの命は、天と地とそこに満ちるものを無からお造りになった神さまがお造りになりました。神さまは造られたわたくしたちの命を保ち、生きるをも死ぬをも支配しておられます。そしてわたくしたちを、死を越えて永遠の命に生かすことを願っておられます。この神さまの願い、神さまの御心を、わたくしたちに告げ、いよいよわたくしたちのこの身に成し遂げるために、主イエスは天から降られました。

主イエスはご自分のもとに来る者たちに、この神さまの御心を信じるよう求めます。そしてこの、神さまの御心を信じるということと、主イエスを信じることを同じこととして、主イエスはわたくしたちに求めます。「わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである」。

主イエスはそして、わたくしたちが主イエスを信じるために、十字架で死んでゆかれるのです。神さまのわたくしたちへの御心を信じるということは、死んだわたくしたちを復活させ永遠の命を得させるということを信じることであり、その神さまに信頼する態度を主イエスは十字架の死において全うしてくださいました。

はじめ、主イエスの十字架の死を、そのように受け止める者は誰もいませんでした。弟子たちもそうでした。けれども復活された主イエスと出会った弟子たちは、主イエスの十字架の死が、永遠の命を得させる神さまの御心を信じる態度の極みであったことを、知らされました。十字架の死を通して主イエスが神さまへの信頼に生き抜いたということを、知ったのです。そして、主イエスを信じる者へと変えられました。「わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである」。そう宣言してくださった主イエスの言葉を、主イエスの復活の光によって照らされ、この主イエスの言葉が、神の御心が、この身に成し遂げられると信頼することへと変えられたのです。新たに生かされたのです。

今や神さまはわたくしたちを礼拝へと招き、主イエスのもとに迎え入れておられます。主イエスを信じる者とならせ、わたくしたちをこの方と一つとし、この方にあらわされた永遠の命にわたくしたちを生かしておられます。わたくしたちもまた神さまの御心が成し遂げられる者としてここから新たに生かされる。この身を復活させられる日が来るのです。