2011年10月16日日曜日

「心を高くあげよう」ダニエル書 5:17-30

ベルシャツァル王は千人の貴族を招いて大宴会を開きます。度を越した宴会となったこの席上、心おごり高ぶるベルシャツァル王は父王ネブカドネツァルがエルサレムの神殿から持ち帰った祭具を、この場に持って来るよう命じます。神の祭具で自分たちの酒を飲もうというのです。金や銀の祭具で飲み始めた彼らは、まことの神に対して心をへりくだらせず、偶像をほめたたえました。

このため神は人の手の指を遣わし、王宮の白壁に文字を書かせ、ベルシャツァル王に告げられました。

ベルシャツァル王はこれを見て恐怖で震え上がります。この文字を読ませようとバビロンの知者を呼び寄せますが、読むことも解釈することもできませんでした。そこでダニエルが呼び出されました。王はダニエルに報酬を示し、文字を解釈させようとします。

ダニエルは報酬のためにではなく、ただ王のために、この命令に答えようといたします。「王様のためにその文字を読み、解釈をいたしましょう」。

ダニエルは王が示すところの文字を見て、読んで理解しました。そこには「神は王を裁く」ということが書いてありました。ベルシャツァル王が滅ぼされる。それを知ったダニエルは、この王のために文字を読み、解釈します。それは、王が滅びないようにです。この王を立ち帰らせるためにです。ダニエルは言います。「そのために神は、あの手を遣わして文字を書かせたのです」。滅びを前にしてなお神に立ち帰らないベルシャツァル王。そこへ神は手を遣わし、文字を書かせ、ダニエルという助け手を送られたのでした。

神はわたくしたちを御自身に立ち帰らせるため、主イエス・キリストを与えてくださいました。神はわたくしたちを愛して、主イエスを十字架に明け渡すほどに、愛しぬいてくださったのです。自分自身のために生きてきたわたくしたちのゆえに、主イエスは死なれました。けれども、そのわたくしたちのため主イエスは復活されたのです。それは、わたくしたちが自分自身のためではなくこの方のために生きるためでした(2コリント5:15)。主イエスはわたくしたちの受けるべき裁きを負ってくださいました。この主イエスの助けにより、わたくしたちは神の御前にへりくだり、裁きの座にあってなお心を高く挙げ、神による救いを待ち望むのです。